看護部長あいさつ
青森県立つくしが丘病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
当院は、青森県で唯一の県立の精神科病院として、精神科救急、他施設では対応困難な患者の受け入れ、司法精神医療等を担っています。
看護部は「私たちは、自律した判断と実践のもと、多職種と協働し、その人らしさを尊重した看護をします」を理念にしています。
現在の社会は、多様な考え方・働き方・生き方等があります。そのため、看護職には、患者さんのどのような場面においても自律した専門職としてのアプローチ、一人ひとりの意思の尊重、チーム医療や地域包括ケアシステムにおけるキーパーソンとしての活動が求められます。
このような背景を踏まえ、今年度は、現場にいるスタッフ一人ひとりの精神科におけるアセスメント力向上や、倫理的感受性をしっかりと高めることが重要と考えました。そこで、精神科認定看護師が部署横断的に多職種カンファレンスに参加し、患者さんの意思決定について共に考え、ストレングスモデルの活用をすすめることで、看護実践力の向上につなげていきたいと考えています。
青森県の精神科中核病院としての責務を果たしていくためには、超高齢化や人口減少、病院や精神医療を取り巻く環境の変化に、先を読み柔軟に対応する必要があります。そして、スタッフがやりがいを感じ働きやすい職場環境、心理的安全性の高い職場環境が大切となります。そのために、工夫をして部署を超えて相互にフォローしながら、改善だけではなく変革しながら課題に取り組んでいきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年5月1日
看護部長
認定看護管理者 山口佳代子
看護部の理念
私たちは、自律した判断と実践のもと、多職種と協働し、その人らしさを尊重した看護をします
看護部組織目標
1 高い倫理観を持ち、患者さんの人権を尊重し、安全・安心で信頼される看護ケアを提供します。
2 青森県の精神科中核病院としての責務を果たすため、院内外の多職種協働のコーディネート力を磨きます。
3 積極的に自己研鑚し、青森県の精神科看護を牽引できる人材を育成します。
4 チーム医療を担う一員としての責任を自覚し、職種間の連携を推進します。
看護部の概要
*看護体制
精神科一般病棟15:1、精神科救急急性期病棟10:1
*看護提供方式
固定チーム継続受け持ち方式
*看護職員数
看護師91名 看護補助者7名 (令和7年4月1日現在)
*配属先
病棟・外来・医療連携室・訪問看護ステーション
*夜勤体制
希望により3交代・変則2交代を選択
→夜勤体制
看護職員の負担軽減及び処遇の改善
看護部では、看護職員の負担軽減及び処遇の改善に資する体制整備について、計画的に取り組んでいます。
教育体制
*教育理念
看護職が豊かな人間性と創造性を向上させ、社会のニーズに対応した看護を提供できるように支援する
*目指す看護師像
1 多様な精神疾患に対応できる確かな知識と技術をもち、安全で安心な看護を提供できる看護師
2 倫理観と豊かな人間性をもち、患者さんを尊重できる看護師
3 看護の質向上のために、自律性をもって自己の能力開発に取り組む看護師
4 保健・医療・福祉と協働し、患者さんを生活者として支え、看護を提供できる看護師
*新任者への支援体制
新採用看護師の支援体制は、プリセプターシップ制度を採用しています。
1人の新人=プリセプティに1人の先輩=プリセプターがついて1年間教育・指導を行います。経験者・転入者に対しても同様の体制をとっています。
2年目以降は習熟度に合わせて指導者を選定し、フォローを継続しています。
当院看護部の「スペシャリスト」たち(令和7年4月1日現在)
精神科認定看護師 4名
認知症看護認定看護師 1名
感染管理認定看護師 1名
DPAT先遣隊 7名
CVPPPトレーナー 15名
*当院の認定看護師
当院の認定看護師を紹介します。
*こころの相談窓口
認定看護師が相談に応じます。
*院内研修の様子
認定看護師が講師となって院内職員向け研修を実施しています。
*CVPPPの取組み
包括的暴力防止プログラム(Comprehensive Violence Prevention and Protection Programme:略してCVPPP)トレーナー養成研修修了者が中心となり、看護部全体研修、転入者研修、トレーナー間研修、部署内学習会を開催し、院内スタッフへの啓蒙・周知を図っています。